『手記 自然学を追い求めて』その2

量子テレポーテーションがおばあちゃんの研究分野だった。おばあちゃんは斉藤和義とアンジェラアキそしてMayJ.を愛していた。研究の途中でよくiPodから聴いていた。

 私はつまらない小説を書くことを得意としていた。誰に読まれることを想定していない手紙のようなものの小説だった。私はK先生にお世話になった。リチャード・ファインマンのお友達なので量子力学が得意でよくわからないことを教えてもらったりしていた。ファインマンは考えるだけでラジオをなおしてしまったり、物凄い速さで計算をすることができる。

 量子テレポーテーションがおばあちゃんの研究分野であるが、量子コンピュータの開発リーダ―でもあった。量子コンピュータは簡単に言えば、レーザー光線がいままでのコンピュータの電磁波だと思っていただけるといい。
「わたしは量子コンピュータを使って量子テレポーテーションが可能になることを望んでいるんじゃ」とぽつりとかたっていたことがある。

 私の理解力では到底理解することができなかった。