『時代の流れ』その3

ぼくはカフカの生涯に近づくことにした。池内紀先生が書き著した『カフカの生涯』を良く読むことにした。これではK先生の後追いになってしまうのではないか?と思いながらも。ぼくは定期的にライブ・ハウスに足を運んだ。そこではボブ・ディランの曲が流れていた。ぼくはボブ・ディランの生き方をフランツ・カフカのなかに見出した。ふたりとも「孤高」であることが共通であった。漫画は夜、眠る前に丁寧に描いた。真心をこめて。カフカ鬱病を抱えていたらしい。『天才はいかにしてうつをてなづけたか』という本に描かれてあった。どうやらぼくには人に依存しすぎるところがあるらしい。気をつけなくちゃな。

 今日は明日になるためのかけ橋だ。今日のことを記録しておくことは無駄なことではないと思う。ぼくはそう思うんだ。今日は犬の散歩をした。犬は好きだけど、実は犬の散歩はたいして好きじゃないんだ。その後、少しベッドで眠ったね。ぼくの趣味は漫画を描くことと小説を書くことなんだけど……さっぱりだね。いつかトーマス・マンの『魔の山』をリメイクしたいな。