『詩 ワルツ』

バレエのワルツはくるくると回る。
音楽の展開と同じように。
君はどこでその踊りを覚えたのだろうか。
私は闇のなかにいる。
しかし、闇は希望の塊だ。
今日、私は闇の中から這い出ることにした。
希望のなかにいつまでもどっぷりとつかっているわけにはいかないのだ。
進め!芸術の道を。
虚無をつくりあげていくのだ。
現実は厳しい、そのことは自明の理。
虚無の世界がなくては現実は生きられない。
踊り子たちは音楽がなければ、踊ることができない。